山形を車で旅するなら、温泉街を歩く日も、自然の中で写真を撮る日も楽しめます。ただし、行きたい場所を並べるだけでは、移動が長くなったり、目当ての景色を見られる季節から外れたりすることもあります。
この記事では、自分で訪れて撮影した山形の観光スポット6か所を紹介します。銀山温泉の昼と夜、白川湖の夜と朝など、写真の違いも見ながら次の行き先を選んでみてください。
写真と体験談は、それぞれ過去の訪問時のものです。料金・交通・開催情報は2026年9月12日に公式案内を確認しました。6か所を1日で回った記録や、1日周遊コースではありません。
まずは季節とエリアで行き先を選ぶ
| スポット・エリア | 時間の目安と選ぶポイント |
|---|---|
| 垂水遺跡 山形市/村山 | 往復・見学に45〜60分を確保する計画がおすすめ。山道を歩ける日に。 |
| 銀山温泉 尾花沢市/村山 | 街歩きに1〜1時間半ほど。入浴・夕暮れ待ち・移動は別に時間を取る。 |
| 小杉の大杉 鮭川村/最上 | 私の滞在は約30分。巨木の姿を眺めて撮影したいときに。 |
| 大日坊瀧水寺 鶴岡市/庄内 | 私の滞在は約1時間半。法話も含めてゆっくり拝観。 |
| 玉簾の滝 酒田市/庄内 | 私の夜の滞在は往復・見学で約1時間。ライトアップは開催日限定。 |
| 白川湖の水没林 飯豊町/置賜 | 例年3月下旬〜5月中旬の景色。私は夜に約30分、翌朝にも撮影。 |
所要時間はスポット内の目安で、車の移動・駐車待ち・食事は含みません。垂水遺跡の45〜60分は、公式の片道徒歩約15分に見学時間を加えた計画上の目安です。
同じ「山形」でも、村山・最上・庄内・置賜に分かれます。まず一番見たい場所を決め、その周辺で宿泊先や食事を選ぶと計画しやすくなります。同じエリア内でも近隣とは限らないため、経路と移動時間は個別に確認してください。
1. 垂水遺跡|山道の先に広がる岩壁と鳥居

山形市の山寺エリアにある垂水遺跡(たるみずいせき)は、山道を歩いた先で出合える場所です。写真には、穴がいくつも連なる岩壁と、その前の鳥居を残しました。街中の寺社巡りとは違い、山の中を歩く時間も含めて楽しみたいスポットです。
山形県の観光情報では、参道入口から徒歩約15分。往復と撮影を考えて45〜60分ほど確保すると、急がず見て回る計画を立てやすくなります。坂や砂のある足元に備え、歩きやすい靴で向かいましょう。駐車場所と参道入口は、千手院周辺の現地案内を確認してください。
例年12月頃〜3月末は立ち入り禁止と案内されています。冬の山寺観光と同じ感覚で組み込まず、訪問前に山形県の垂水遺跡の案内で通行条件を確認してください。
現地の写真や歩くときの注意点は、垂水遺跡を歩いた訪問記にまとめています。
2. 銀山温泉|昼の街並みと夜の灯りを見比べる

銀山温泉では、明るい時間に川沿いを歩き、日帰り入浴を挟んでから夜にも散策しました。訪問時に利用したのは「やなだ屋」の家族風呂です。入浴を組み合わせる場合は、日帰り利用の受付時間や利用条件を施設に確認してください。

私が特に印象に残ったのは夜の景色です。明るい時間には建物の造りが目に入り、夜は旅館の灯りと川沿いの雰囲気が際立ちます。写真を撮りながら街を歩くなら1〜1時間半ほどを目安にし、入浴や暗くなるまでの待ち時間は別に取るのがおすすめです。
車で行く場合は、駐車場所だけでなく帰りの交通手段まで決めておくことが大切です。大正ろまん館前などを結ぶシャトルバスの公式掲載は、運行9〜18時、大正ろまん館前からの乗車9〜17時、終日乗り放題500円・小学生以下無料です。夜の散策後も利用できるとは限らないため、シャトルバス運営者の案内で当日の運行を確認してください。
銀山温泉では冬季にマイカー規制や入場調整も実施されています。過去に近くへ駐車できた体験を、そのまま次の旅行の前提にせず、温泉組合の交通案内で訪問する時期の規制を確認しましょう。
当日の散策と入浴の流れは、銀山温泉を昼と夜に歩いた体験記事で紹介しています。
3. 小杉の大杉|約30分で眺めた「トトロの木」

鮭川村にある小杉の大杉は、「トトロの木」と呼ばれる巨木です。写真では二つの耳のような形に目が向きますが、現地では木そのものの大きさも印象に残りました。私は全体を眺めたり、角度を変えて撮影したりしながら、約30分滞在しています。
山形県の紹介では、推定樹齢約1000年の御神木。新庄駅から車で約30分、駐車場は8台と案内されています。大きな観光施設の駐車場とは違うため、満車時は無理に停めず、周囲の私有地に入り込まないよう現地の案内に従って見学しましょう。場所は山形県の「小杉の大杉と里山の風景」で確認できます。
写真と実際の滞在の様子は、小杉の大杉の訪問記に掲載しています。
4. 大日坊瀧水寺|法話を聞きながら即身仏を拝観

鶴岡市の大日坊瀧水寺では、2024年5月3日に即身仏を拝観しました。私にとっては初めての体験で、お坊さんの法話を聞いたことで、修行や寺院の歴史を知る時間にもなりました。
私の滞在は約1時間半。法話を途中から聞いたあと、もう一度聞いたため長めになっています。建物を見てすぐ移動する立ち寄り先としてではなく、話を聞く時間も取って訪れるのがおすすめです。訪問時、即身仏は撮影禁止でした。境内でも撮影できる範囲を確認し、静かに拝観しましょう。
公式掲載の拝観料は、大人800円、中高生600円、小学生500円。拝観時間は4〜11月が9〜17時(受付16時30分まで)、12〜3月が9〜16時(受付15時30分まで)です。法話も希望するなら受付終了間際は避け、大日坊公式サイトの拝観料と拝観時間の案内を確認して余裕を持って向かいましょう。
初めて即身仏を拝観した感想や当日の流れは、大日坊瀧水寺の体験記事にまとめています。
5. 玉簾の滝|夜の写真を撮るなら開催日の確認を

酒田市の玉簾の滝では、ライトアップされた滝を見ました。暗い空の下に白い流れと緑が浮かび上がり、滝そのものの高さを感じる景色でした。私の訪問時は駐車場から歩いて約15分、往復と見学を合わせて約1時間です。
ライトアップは開催日限定です。2026年の公式掲載日程は4月25日〜5月6日と8月7〜16日で、いずれも9月12日時点では終了しています。次に夜の景色を見に行く場合は、山形県のライトアップ開催案内で新しい日程を確認してください。過去の写真だけを見て、いつでも点灯していると思って出かけないよう注意が必要です。
また、酒田市の2026年3月31日更新の案内では、遊歩道は通行可能ですが、一部で災害復旧工事中です。国道344号は真室川方面からの通り抜けができず、県道366号の利用が案内されています。最上エリアから庄内へ移動する計画では特に経路に注意し、出発前に酒田市のアクセス・通行案内を確認してください。
夜の道や撮影時の様子は、玉簾の滝のライトアップ体験記事で紹介しています。
6. 白川湖の水没林|春限定、夜と朝で変わる水辺

飯豊町の白川湖の水没林は、雪解け水で湖の水位が上がり、木々が水の中から伸びているように見える景色です。見頃は例年3月下旬〜5月中旬。水位や芽吹きは年によって変わるため、日付だけで同じ景色が見られるとは限りません。

私は2024年5月5日の夜に約30分見学し、翌朝6時30分頃にも撮影しました。夜は照らされた木々が暗い湖面に浮かび、朝は新緑と水面への映り込みがよく見えます。特に朝の写真は、穏やかな水面の美しさが印象に残っています。反射の見え方は風や天候次第なので、朝なら必ず撮れるわけではありません。
春に向けて計画するなら、飯豊町観光協会の水没林の基本情報で見頃・駐車場・その年の開催情報を確認してください。秋には、ここで紹介した春の水没林と同じ状態は見られません。また、過去のライトアップ日程や駐車料金を、次のシーズンの案内として使わないようにしましょう。
2024年5月の夜と朝の写真は、白川湖の水没林の訪問記で詳しく紹介しています。
まとめ|一番見たい景色を決めて、周辺をゆっくり
- 春の水辺を撮りたいなら、見頃を確認して白川湖へ。
- 街歩きと温泉を楽しむなら、帰りの交通手段も決めて銀山温泉へ。
- 山道を歩きたい日は垂水遺跡、短時間で巨木を眺めたい日は小杉の大杉。
- 法話をじっくり聞くなら大日坊瀧水寺、滝の夜景は玉簾の滝の開催日に。
6か所を詰め込むより、見たい景色と使える時間に合わせて行き先を絞る方が、写真を撮る時間や現地で過ごす時間を取りやすくなります。季節とエリアを決めるところから、山形の車旅を計画してみてください。

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